とても久しぶりに、HSPに関する記事です。
HSPであることをいい意味で受け入れると、とても生きやすくなりました。
「HSPで生きづらいから…」「嗅覚が敏感で行く場所が限られる…」とイライラしたり自分を責めることも少なくなりました。
逆に、自分らしさを取り戻し、元気いっぱいに動いています^^(私の中では)
理由は、精神科医:長沼睦雄先生の著書『敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本』を読んだのをきっかけに、自分だけのマイルールを決めたから。
HSP気質がつらいと感じて苦しくなってしまう、どなたかのヒントになりますように。
Contents
P60:「私はダメな人間だ・・・」といつも自分を責めて否定してしまう

HSPは共感力があると言われています。
特に相手に気を遣い過ぎて、自分がどうにかしてあげなければと思ってしまうんですよね。
自分と外の世界との境界線があいまいなことが原因で、外界のネガティブな感情を自然と自分の中に取り込んでしまいがちになります。
私もそうでした。
悩んでいる人を、苦しんでいる人を放っておけない。
どうにか解決策を示して、楽になってもらいたい。
ナナちゃん
これだけ見るといい人そうですが・・・あなたはどう思いますか?
悩んでいる人や苦しんでいる人の話を聞くと、どうにかして元気になってもらいたいと思ってしまいます。
しかし、相手がずっと思い込んだままだったらどうなるでしょうか。
- あの人が元気がないのは私のせいだ
- 私の力不足で、さらに苦しめてしまった
- やっぱり私は誰の役にも立てない人間なんだ・・・
こんなふうに自分を責めたりしませんか?
メールが返ってこない、相手のことがずっと気になって夜も眠れない。
私もそんな時期があり罪悪感でいっぱいでとてもしんどかったのですが、今は自分と他人の気持ちをきっちりと引けることで感情をコントロールできています。
本には、ケースごとにセルフケアのコツが書かれてあります。
とても参考になりますよ。本を購入してお守りがわりにしてもいいかもしれません。
今回のケース、自分を責めて否定してしまわないようにするためのケアは3点。
・離れた視点から自分を眺め、自分と距離を置く
・物事を「よい」「悪い」2つで判断しないようにする
・「このままで大丈夫」と言葉に出し、まるごと認める
まず自分の状態をいったん客観的に見ることが大事だということがよくわかりますね。
そして、自分に対して極端なジャッジをしないこと。
うーん、わかるけどなかなかむずかしいよ〜という方もいらっしゃいますよね。
長年の考え方のクセなので、具体的にどうすればいいのかわからない方もいるかもしれません。
クセを矯正するにも時間がかかります。
ついつい結果を急いでしまうし、焦ってしまいますよね。
そこで、私自身が経験した具体的な例を紹介するので、こんなふうに考え方のクセを変えたのかと、ちょこっと読んでホッとしてもらえたら幸いです。
ナナのHSP対処法①「わたしはわたし、あなたはあなた」としっかりと境界線を引く

私は約6年前に元夫から別れを突きつけられ、離婚をしました。
「ナナへの愛情がなくなった」そう言われたときはとてもショックでした。
- 私の何がいけなかったのだろう
- 流産後にネガティブになって引きこもりすぎたのがいけなかったのかな
- 初めての育児をがんばりすぎたのがダメだったのだろうか
ネガティブな思いがぐるぐると頭をめぐって、「私が夫婦関係をがんばらなかったせいだ」といてもたってもいられない思考状態。
元夫に「もう一度考え直してほしい」とお願いをし、その後元夫に対してなるべく自然にふるまい、夫の機嫌を取ろうとかなり意識していました。完全に立ち位置が下です。
元夫は無表情のまま。話しても目が笑っていません。視線もあまり合わせてもらった記憶がありません。
不安がいっぱいで苦しくてたまりませんでした。でも当時3才だった娘の笑顔が毎日私を救ってくれました。
半年が経過しても夫婦関係修復には至らず・・・
もう気持ちが戻ることは二度とないから離婚してほしい
娘が父親不在で情緒不安定になっても申し訳ないけど関係ない
オレはオレの人生を送るから
と夫に言われました。そこで私は目が覚めました。
誰かに気に入られるような在り方は一切辞めよう と。
自分とこどものしあわせだけを考えることにした
「母子でしあわせになろう」そう決めた私は、元夫に対して「いい妻」を辞めました。
相手の気持ちはいったん置いておき、母子がしあわせになることだけを考えることにしました。
年収の相場の養育費を調べて請求し、公正証書の作成費用も負担してもらいました。
すべてこどものためです。もらえるものはもらおうと割り切りました。
私も完全な鬼ではないので、元夫が最低限の生活ができる程度には考慮したつもりです。
元夫と自分との間に、意識的に境界線をつくることができました。
自分とこどもの気持ちに、境界線を設定するのがむずかしかった
離婚し家を出ていった元夫は、当然に家に帰ってきません。
しかし、当時3才だった娘は「おとうさんが帰ってこない帰ってこない」と泣きわめきます。
強い気持ちをもって離婚してもどうしても胸が苦しくなるんですよね。娘が泣くたびに「離婚を決めたのは正解だったのだろうか」と自分を責め立てました。
娘が会いたいと言っているから会ってあげてほしいと、娘の気持ちを代弁するメールを送っても、「オレの覚悟は決まっている、会わないことも愛情だ」との一点張りで元夫は娘に会ってくれませんでした。
とてもつらかったです。
元夫は元夫、私は私、こどもはこども。
みな別々の感情があると頭ではわかっていますが、こどもの悲しさ寂しさには共鳴してしまい、苦しい日々が続きました。
でも「私の選択は正しかった」と自分を認めることだけは忘れませんでした。
離婚して他人と境界線を引けるようになったことが、私が自信を持つきっかけとなりました。
ナナのHSP対処法② 家事・育児は苦手な人間だと認める

1回目の結婚では、「いい妻」「いい母」でいようと家事・育児を自分なりにかなりがんばりました。「丁寧な暮らし」「無添加生活」も意識していました。
楽しんでやっていたつもりでしたが、「理想の暮らしに近づけなければ自分は失格」と自分で自分を追い込んでいましたね。
常に人が喜ぶことを優先するという他人軸で行動して、自分が本当に楽しいことがわかっていなかったのかもしれません。
シングルマザーになってからはひとりでできることに限界があったのでいい意味であきらめがつきました。
- そうじは毎日できなくていい
- 手づくりのごはんにこだわらなくていい
- こどもが喜ぶ場所ばかりに行かなくていい
- 堂々と誰かに頼っていい
- 堂々と誰かに甘えていい
視野がぐーんと広がりました。
身内に頼れなかった当時は、こどもをみてもらうためにファミリーサポートを利用したり、お隣さんにこどもをみていただくようお願いして、仕事を乗り切りました。
こどもに忖度せず、自分が心からリラックスできる場所にも遊びに行きました。
お惣菜にもたくさん頼りました。
誰からもとがめられることはありませんでした。
むしろ他人やサービスに頼ることができて「よくがんばってるよね」と娘はもちろん自分自身を肯定できるようになりましたね。
お世話になっている方々への感謝の気持ちも大きくなりました。
「いい・悪い」のジャッジはまったくせず、「どうしたって完璧にできないから仕方ない」と認めることができ、毎日大変でしたが日々を過ごすのがとても楽しくなりましたよ。
母子家庭の経験から、自分のキャパシティ以上のことはしないことを心がけています。
まとめ:HSPな自分を責めないために、自分が決めたことに○をつけよう
私の場合は「離婚」がきっかけで、自分のことを大切にできるようになりました。
コツは「自分が決めたことに○をつける」こと。
決めたことに対して、誰かが悲しむかもしれないなどとクヨクヨしません。
決めたことに対して、誰かが悲しむかもしれないなどとクヨクヨしません。
堂々と生きて、胸を張ればいいのです。
どうせ私なんて、と思う必要など微塵もありません。
普通に過ごしていること自体がとてつもなく素晴らしいことですから。
さらに自分が傷ついてまで、誰かを癒そうとしなくていいのです。
優しいあなたは、誰かの話を聞くだけでじゅうぶんに役目を果たしているんですよ。
まずは自分が穏やかに過ごすのがいちばん大事。
その人はその人の人生を、最終的には自分で決めて歩んでいくのです。
あなたも自分の人生を生きていきましょう!
何かヒントになり、ひとつでも勇気を出して行動に移してホッとしてもらえるとうれしいです。
HSPな自分を責めないためのコツまとめ
- 「わたしはわたし、あなたはあなた」としっかりと境界線を引く
- 家事育児は苦手な人間だと認める
\生きやすくなるセルフケアのコツがいっぱい!/
最後まで読んでいただきありがとうございました^^
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