はじめての育児から8年経過。
成長に応じて、娘の様子に「なぜだろう?」と思うことがたくさんありました。
うちの子は、何かあると床に寝転んでグズる・・・
なんでこんなに完璧主義なんだろう・・・
かすり傷を世界が終わるかのように痛がる・・・
(3~5才頃)
まぁ、よくある個性ではあるんですが。
「HSCの子育てハッピーアドバイス」を読むと、娘にあるあるあるある!な特徴が満載!もう目からウロコ!
HSCの気質持ちということが判明しました。
「も~!この子育てにくい!」同じように悩むママたちに、この本を読んでもらいたい!と思ったので、全力でレビューしますね!
Contents
「HSCの子育てハッピーアドバイス」HSCって何?
HSCは、アメリカの心理学者エーレン・アーロン氏が提唱した言葉です。
Highly Sensitive Child = ひといちばい敏感な子
生まれ持った性格、先天性の気質です。親の育て方でなるのではないんですよ。
HSCの特徴
本に書いてあったHSCの特徴を以下に引用しますね。
- 生まれつき、よく気がつき、深く考えてから行動する
- 体の内外のことに敏感
- よく気づく得意分野は、人それぞれ
(雰囲気や表情、におい、ユーモア、動物とのコミュニケーション) - 悲しみや喜びを、他の子よりも強く感じている
- 感受性が強く、豊かな想像力がある
※引用:HSCの子育てハッピーアドバイスより
このようなHSCの気質をよく理解し、「その子らしさ」ととらえて良さを伸ばすことが大事だよと、本は提案しています。
HSCは気質。病気や障害ではない
発達障害などの障害や病気と表面的な特徴が似ているので、誤解されることもあるそうです。
(感覚的に敏感、こだわりが強いなど)
大きな違いとしては、むしろ他人の気持ちを察することにひといちばい敏感なことです。
そうは言っても養育側としては「育てにくい」と思ってしまうんですよね~
HSCは、5人に1人の割合でいるのだとか。
どういうことに敏感なのか、感受性が強いのかは、こどもによって違います。
具体的なエピソードもマンガで列挙されており、こどもと重ね合わせられるのでとてもわかりやすいんですよ!
「HSCの子育てハッピーアドバイス」SNSでの投稿は?
●食事について
あああ、わかりみが激しいです・・・
画像はマンガでわかるHSCの子育てハッピーアドバイス p.93,p.209
このマンガがすごくうちの子すぎる、照り焼きソースのペタつくのがダメ、触感の異なるものが混ざるとダメ
見た目が受け入れられないと、どんなに美味しいよと伝えても食べない pic.twitter.com/pB41em7Z5Z— とっこ(育児垢) (@toccohc) 2019年1月29日
●「叱る」空気の恐怖
娘(&私)も同じ。学校でもテレビの中でも誰かが怒られていると自分に感情が移ってしまうのです
なぜ叩かれるのか、理解に苦しみます。わたしも、そういう子供でした💦。明橋大二さんの『HSCの子育てハッピーアドバイス』にも、その事が書いてありました。学校の先生も、こういう子供が一定の割合でいる事を知って欲しいですね。 pic.twitter.com/1W772MAZFU
— 🍓あまおうたん🍓 (@Iu2WGBz5nJrDEQy) 2018年12月19日
●生きづらいと感じている大人にもおすすめ
なのさんご本人もHSP(ひといちばい敏感な大人)で、こどもの頃を振り返ってこんなふうに声かけしてほしかったんだ、、とブログで綴っておられます
【ブログ書いた】
子育てカウンセラー・心療内科医の明橋大二先生による、HSC子育てハッピーアドバイス📕
(もう読まれた方も多いかも☺️)HSCの親御さんや学校の先生はもちろん、HSC本人、大人になったHSPさんにもオススメな一冊。
凄くわかりやすかったです。https://t.co/OOJW79utOD
— なの@犬と暮らすHSPブロガー (@nano_kcgs) 2018年9月28日
著者は、子育てカウンセラーであり心療内科医の明橋大二先生。
HSCの気質の特徴とその対処法がとてもわかりやすいマンガとともに説明されて、とても読み進めやすいですよ!
HSC(ひといちばい敏感な子)かどうか知るための23のチェックリスト
HSC(ひといちばい敏感な子)かどうかを判断するためのチェックリストが掲載されていました。HSCを提唱したエイレン・アーロン氏がつくったものです。引用しますので気になる方はぜひやってみてください。
次の質問に感じたままを答えてください。こどもについてどちらかといえば当てはまる場合、あるいは、過去に多くあてはまっていた場合には「はい」。全く当てはまらないか、ほぼ当てはまらない場合には「いいえ」と答えてください
- すぐにびっくりする
- 服の布地がチクチクしたり、靴下の縫い目や服のラベルが肌に当たったりするのを嫌がる
- 驚かされるのが苦手である
- しつけは、強い罰よりも、優しい注意のほうが効果がある
- 親の心を読む
- 年齢の割りに難しい言葉を使う
- いつもと違うにおいに気づく
- ユーモアのセンスがある
- 直感力に優れている
- 興奮したあとはなかなか寝つけない
- 大きな変化にうまく対応できない
- たくさんのことを質問する
- 服がぬれたり、砂がついたりすると、着替えたがる
- 完璧主義者である
- 誰かがつらい思いをしていることに気づく
- 静かに遊ぶのを好む
- 考えさせられる深い質問をする
- 痛みに敏感である
- うるさい場所を嫌がる
- 細かいこと(物の移動、人の外見の変化など)に気づく
- 石橋をたたいて渡る
- 人前で発表するときには、知っている人だけのほうがうまくいく
- 物事を深く考える
得点評価
▷13個以上に「はい」なら、お子さんはおそらくHSCでしょう。しかし、心理テストよりも、子どもを観察する親の感覚のほうが正確です。たとえ「はい」が1つか2つでも、その度合いが極端に強ければお子さんはHSCの可能性があります。
引用:HSCの子育てハッピーアドバイス(p33-35)
どうでしたか?
13こ以上当てはまったら、あなたのお子さんはHSCの気質を持っているかもしれません。
「HSCの子育てハッピーアドバイス」を読んで関わり方や声かけなどを参考にしてみてはいかがでしょうか。
洋服のタグが肌にあたるのが絶対に許せない女子…
我が家のHSC娘のエピソード、5選
HSCのエピソードは、こどもの数だけ特徴が違います。
我が家の娘の場合を紹介しますね。
1.食べるものがめちゃくちゃ偏っている
うちの子は、偏食が激しいです。ほぼ同じものを食べます。
※いろんな料理をつくっても食べないので、母の私はレパートリーが全く増えません。
例えばソフトクリーム。絶対に白いバニラです。
イチゴとかチョコとかミックス何とかとか、全然眼中にないです。
例えばジュース。フレッシュバナナジュース命です。
市販のジュースはまったくダメ、フレッシュでもバナナ以外は飲みません。
例えば回転寿司。炙りトロサーモン、納豆巻き、たまご、いなり、ポテトのみ。
同じメニューのみを食べ続けて、かれこれ5年です。
これぞ、ブレない心!
2.完璧主義、超慎重派
算数の宿題の、かけ算の文章問題。
わからないよ~とうだうだ言って床に寝転がりました。
解き方を説明してもずっとブスっとしています。
理由を聞いてみると「ひとりで解けなかったから悔しい」。
間違えることがかなり許せないよう。
一発勝負で100点とりたい!そんな子です。
間違えるとかなり打ちのめされていることが多いです。
そして、新しいことに対しては、超慎重派。
でも「私はできる!」とわかったら、自信満々で歩を進めます。
石橋を叩いて渡るタイプ!
3.平和主義
外では規律をしっかりと守るとても真面目な子です。
ルールを守らない子には、イライラして、思いが爆発すると注意します。
そこで仲間外れにされてしまい、しっかりと傷ついて帰ってきます。
どうやって謝ろうかずっと気にして考えています。
翌日しっかりと謝るけども、相手は覚えていないことが多いそう。
気にしいな性格ですが、家では気がゆるみ過ぎてダラダラモードです。
THE 内弁慶!
4.大きな音が苦手
運動会のピストル音が苦手です。
徒競走で「位置について」のときに、耳をふさいでフォームが崩れるので先生に怒られます(なんでや)。
カミナリの大きな音がするとめちゃくちゃ泣きます。
私にしがみつくか、ふとんにうずくまってしばらく出てきません。
しかし、耳をずっとふさぎながらでも、映画を見に行こうとするのはなぜ・・・?
5.注意されると全面否定されたように思う
娘は、片づけが苦手です。そしてすぐに物事を忘れます。
(でも記憶力はバツグンにいい)
「あれ?これ片づけようってさっき言ったよね?」と注意するだけで、すぐにシュンとしてしまう。
娘の中では「ああー、また怒られた、私ってダメなやつ・・・」という思考モードになっていくようです。
何度も忘れてしまうことに対して、親のほうも何度も伝え続ける。
できたら褒める。←ここが超重要
ゲームをしまうなど、習慣化できたことが亀の歩みで増えていっています。
(ああ、もううれしいわ・・・)
本人も自信が持てるようになってるようです。
HSCの子のママたちが集まって、エピソードを話し合ってもおもしろそうだなと書いていて思いました。
余談ですが、私自身も「ひといちばい敏感な人々=HSP」です。
この本を読んで「わたしのことでもあるやん!」と確信しました。
小学校の頃は、校庭でひとり花壇の土をいじったり、木の声を聞いたりする不思議ちゃんでしたw
感受性が高すぎて生きづらいなって思ったこともしばしばです。
この本を読んで、ああ自分自身もHSCだったんだ、娘の気持ちがなんとなく分かってうれしい、なんて思っています。
まとめ
親とは言え、性格・気質を100%理解するのはむずかしいです。
性格の傾向がわかれば、コミュニケーションも工夫できます。
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【経験談】HSCの子育てハッピーアドバイスを読んで、こどもへの対応はこう変わった
『家族に感じ方の違いを理解してもらう』内容に目からウロコ。
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